人気ブログランキング | 話題のタグを見る

AMOR en OR

AMOR en OR_a0040401_1844980.jpg

写真はベナンはコトヌーのメインストリートで見かけた看板。

David Ramelの曲でAmor en Orがある。
Zoukといわれるジャンルで、アフリカ音楽の中では、ラブバラードに属する。カボ・ベルデ、西アフリカ全般、ケニア、ジンバブエなどでも見かけるほどアフリカでは東、西、南に幅広くある。

ジャンルわけという考え方がおかしいのかもしれないが、電子ピアノを使い、みなが思うアフリカ的ではない楽器を利用し、メロディもアフリカ的ではない。しばらくアフリカにいればそう感じることはなくなるのだが、この辺は言っても仕方のないこと。

ロンリー・プラネットでいうところのカボ・ベルデでポピュラーなのがこのジャンルのようだ。

どうして、こんなアフリカっぽくないのを聞くのか?

夜、暗い街のバーで肉串を食べながら、うまくもない薄いビールをのむ。そこには、愛を語らう(ただやりたいだけなのかもしれない)おじさんやら、お兄さんが、娼婦や夜遊びの好きな女の子に声をかけている。明るさなどないバーの中と外には感情表現豊かな人々が楽しい夜の酒を楽しんでいる。そして、このZoukが流れる。私の席にはだれも来ない。

現実とはそういうものだ。私はこの音楽を聞きながら、みなの楽しんでいる音を楽しむ。そして、一本のビールをのんびりといただく。西アフリカをまわると思うことがある。

ラブ・ソングはなんでこんなに甘いのだろう。そして、電子ピアノのこの陳腐にも聞こえてしまうB級ソングが私の心をつかんで話さないのだろうか。

音楽ってそもそも完成度がどうという問題ではないのはわかっている。でも、欧米もそうだが、日本にはこの微妙なテイストの曲が入ってこない。アフリカの彼らはみなが歌がうまいわけでもないし、みなが踊りがうまいわけでもない。でも、あの人々の語らいのなかで聞いた曲は私にとって間違いなく名曲だ。

そして、今もたまに私が2ドルも出してかってきたCDが部屋に流れる。でも、私が楽しむのはそのときの情景だけでしかない。

私のアフリカはまだ色あせていない。そして、これらはいつまでたっても色あせないものとして私の中に生きていく。それでいいのだと思う。
# by smwhr4thtmbng | 2007-08-06 18:19 | Africa

遠く

この数ヶ月、旅とは離れている。

旅をどうのこうの言うのは、どうかと思うことがあるのだが、私は若輩者だから許してもらいたい。

一応、私の思うところでは、旅と旅行は違う。

私のそれは、ずっと旅行だったのだけれども、気がつけば、どこかで旅にもなり、冒険にもなっていた。その段階で、もうそれは、私にとって人生の一部になっていたように思う。

だから、どこかで、もう普通の人生は歩めないような気がしていた。
今、私は普通の人生を歩んでいる。それは、ささやかな喜びや悲しみといった4つの感情がランダムに訪れるものという意味では旅をしていたときと、なんら変わりのないもの。でも、なにかが足りない。私はいつも何かをするときは、必死になって歯を食いしばって、そのときを乗り越えることを当たり前と思っていた。でも、なにかが足りない。

ずっと考えていた。

おそらく、私にとって海外に出るということは、常に持っていた目的を達成するためのものであった。今、この時とは異なるものだが、なにがしかの目的がなくなってしまっているのではないかと。

そして、考えてみる。

答えなどすぐにでてきなどしない。
出てくるとしたら、手前味噌のそれでしかない。

なんだか、体温があがってくることがここ数週間ある。
浮かびかけているあのこと。できるかどうかわからないが、私にとっての本当の幸せ。

遠く。
遥か彼方へ。

そう、旅ではない。旅行でもない。
でも、まさに、それは旅のようなもの。

面白くない日々があるのなら、面白くすればいい。
面白い日々があるなら、さらに面白くすればいい。

ただそれを実現するためには、いくつか自分の中で砕けていくなにかを、日々失わないようにすることが大切。

いつだって、子供のような目をもっていたいものだ。

ただ、こういう気持ちになれたこと、それは、私が恵まれた環境にいるからなのだ。
明日がやってくる方向が少しわかってきたように思う。

計画は少しずつはじめます。
# by smwhr4thtmbng | 2007-06-28 23:42 | What I think about

ここにいる

いつだってそう。

この3年間どこかにいた。

どこがよかったのかな。

今となればどこもよかった。

そして、私は記憶を取り戻す。

よいものはよりよく。
悪いものはより悪く。
映像で思い出せるものはそのまま。

意外と情報は間違っていない。

ただ苦手なことはある。
人の顔。
名前で覚える私。
どうしても、顔はぼやけて記憶してしまう。
視力の悪い目でみた顔。

彼らの瞳に映る私も刹那なもの。
記憶はどこかに消えていくのだろう。

こんなことを考えるのは旅以来。
写真をアップしようと見たせいか。
パソコンの中だけのセンチメンタル・ジャーニー。

ここにいる_a0040401_743272.jpg

タイのバンコク。カオサンにある10バーツ(30円)で飲めるジュース屋。
# by smwhr4thtmbng | 2007-05-03 07:54 | What I think about

いうまでもなく

久しぶりの旅行です。

短いです。

少し旅行らしいことをしてみます。

名残おしいものです。

意外と怖いのが近所にでかける気分できてしまったことくらいですかね。
# by smwhr4thtmbng | 2007-03-02 15:38 | Asia

皇居へ

東京にいながら東京タワーも皇居も入ったことがなかったのですが、とうとう皇居は行きました。申し込みをすれば無料でガイド付で案内してもらえるのです。
桔梗門から入り2.2キロを1時間15分かけてまわります。
皇居へ_a0040401_003461.jpg

1月1日、12月23日にはここに一般参賀があるようです。
皇居へ_a0040401_005672.jpg

とにかく、植木の手入れもすばらしいし、建築物も見る価値ありです。

受付は人数制限があるので早めに予約していきましょう。

そして、私はアキバへ行きました。↓
萌え~とはこういうことなのか?
# by smwhr4thtmbng | 2007-02-27 00:04 | Asia